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ShorTrip
「ShorTrip」とは「Short Trip」を短く言っただけの造語です。
ここではその名の通り「些細な旅」をテーマとしてお届けします。

 第3回 2003年8月某日 「上田交通別所線」

 8月某日、上田に行くことになり、東京から長野行きの新幹線に乗る。もちろん自由席。

この日の東京はバケツをひっくり返したような大雨、帰省ラッシュの合間なのか、意外と客は多くなかった。
東京から1時間半ほどで上田到着。
意外と早い。
階段を上って、目的の別所線へ向かう。
ちなみに、しなの鉄道はもとJRの信越本線で、有名な横川〜軽井沢間が廃止されてから軽井沢〜篠ノ井間が第三セクターになりました。
上田駅は近代的な高架駅になっていました。
少し暗いな。
待つこと20分。電車が到着。
日中は約40分間隔と、まさにローカル!
車両も近代的なステンレスカー。元は東急電鉄東横線や池上線などで走っていた7200系と呼ばれる車両。ダイヤモンドカットと呼ばれたこの正面が大きな特徴。
電車は田園地帯を快走!一面田圃ののどかな風景。
(車内より撮影)
乗車すること30分、終点の別所温泉に到着。
「信州の鎌倉 別所温泉」と書かれた看板が観光客をお出迎え。
ここで昼食。喫茶「丸窓」で、ラーメンを食す。
昼食後、別所温泉内を少し観光。
細い路地を抜け、階段を上がると・・・。
ここが北向観音。
なぜ「北向」きかというと、長野の善光寺が南向きであり、善光寺だけでは片詣りとしてあまり良くないそうだ。両方行くといいらしい。
ちなみに、中に安置されているのは千手観音。
小説で有名な「愛染かつら」
桂(かつら)の大木だったんですね〜。
全然知りませんでした(^^;
そこから少し行くと安楽寺がある。
こちらには国宝に指定された八角三重塔があるが、
詳しい内容は公式サイト(一番下)にて。
拝観料¥100也。
温泉というからにゃ、やっぱり温泉に入らないわけにはいかないっしょ、ということで早速入る。
入浴料¥150は安い!でも熱かった〜。

因みにここは真田幸村の隠れ湯とのこと。
駅のはずれに保存されている古い電車
これこそかつて(1986年頃まで)別所線で走っていた「丸窓電車」。

なぜ丸窓電車なのかというと、ドアの戸袋の窓が楕円形をしているからなんです。
(この写真じゃわかりにくいな〜)

現在は修復されて綺麗な姿になっており、保存館として活用されている。
中にはいると、昔の駅名標やら道具などが保存されていた。少しばかりノスタルジックな気分。
その中にこんなものを発見。
「何でこんなものがあるんだ〜?」
保存館の方(運転士さん)の話では、最近廃車になった東急の車両から教材として(?)購入したとか。

ということで動かすと、意外と重たかった。
別所温泉から上田行きの電車に乗る。
改札通らなくても乗れそうなところが、おおらかというか、危なっかしいというか・・・。
途中、中塩田で下車。
実は、もう1両の丸窓電車がここにいる。

別所温泉の車両に比べ、かなり錆びていて、保存状況はあまり良くない。別所温泉にいる仲間を恨めしそうに見ているようだ。
次の電車まで40分もあるので、隣の駅まで歩くことにした。
歩くこと20分、一面田圃だらけの光景にでくわした。
広い広い田園地帯に、ひとりぽつんといる状態は、
都会にいるときには、絶対に味わえない。
ようやく隣の下之郷に到着。
しかしここで傘を無くしたことに気づき、急いでまた別所温泉に引き返すことになった。
この下野郷駅は電車の行き違いをする駅。
写真は上田行きの電車。ここで別所温泉行きの電車を待つ。隣は車庫。

その後、傘は無事見つかった。どこでなくしたかは秘密。
再び上田に戻る。
電車は上田駅をでてすぐこの千曲川を渡る。

雨が降っていたため川はやや荒れていた。
・・・と、ここで無情にもデジカメの電池切れ。このあと撮影も再生もできなくなってしまいました。
出発前に充電し忘れたのが原因とはいえ、やっぱり少し悔しいなぁ。

帰ってきてから本文作成のためいろいろ勉強しました。ここにサイトを紹介いたします。

・上田交通:http://www.ukg.co.jp/
・別所温泉観光協会(公式サイト):http://www.bessho-spa.jp/
・北向観音:http://www.dia.janis.or.jp/~pension/ue-kita/kitamuki.htm(菅平高原周辺観光ガイド)
・安楽寺(公式サイト):http://www.anrakuji.com/

to be continued・・・

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