「ShorTrip」とは「Short Trip」を短く言っただけの造語です。
ここではその名の通り「些細な旅」をテーマとしてお届けします。
第14回 2008年8月「SL乗れるだけ乗るツアー(第1日目・SLみなかみ〜高崎→水上編)」
〜SLに心動かされた「きっかけ」〜
話は数ヶ月ほど前の、5月にさかのぼる。
某東横線をテーマにした鉄道イベントも終わり、ちょっと気持ちが落ち着いた頃、とあるBSの番組に釘付けになった。
「昭和のSL映像館」という、国営放送が所有している昭和時代のSL映像を4時間通して放映する番組だった。
その映像で、ぼくは驚きよりも、最初はひどく後悔した。
なぜ、こんな魅力のあるSLに、今まで見向きもしなかったのだろう、と。
国鉄のSL営業運転を終えた昭和50年、この年に生を受けたぼくは当然ながら、動くSLというのを見ていない。
あってもイベントで牽くSLをTVニュースで見ている程度。
今からでも遅くない、そう考えたぼくは、6月にまず近くの大井川鐵道へ足を運んだ。
そしてその報告は前回のShorTripのとおりである。
そして今回、SLの持つ魅力にさらに迫りたいと考え、今回のツアーを思いつくのでした。
早朝、新幹線2本を2時間かけて乗り継ぎ、ようやく到着。 今回の旅のスタートは、ここJR高崎駅です。 まずはデゴイチことD51の牽く、「SLみなかみ」に乗車します。 |
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2 | 到着するホームには、すでに乗る人、見に来たひとで一杯。 そして名物「SL弁当」も販売開始。 左の到着予定ホームにはまだ回送列車がいます。 |
そのとき、SL・D51は不意に我々の前に姿を現した! 回送列車が去っていったすぐ隣の機回し線を駆け抜ける。 一斉に歓声とデジカメのシャッター音が響く |
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4 | D51が折り返して来る頃、牽引される客車が ゆっくりホームに入ってくる。 この日は金曜日なので、快速「SLみなかみ」として、 高崎〜水上を往復する運転になっている。が、土・日は 上野から電気機関車に牽引され、この高崎でSLと付け替える ことになっている。 |
出発前の一こま。 SL運転席の前で記念撮影するちびっ子たち。 今回はこうしたちびっ子達と多く会った旅行でもあったと、 今振り返ってそう思う。 9時53分、高崎を発車。 |
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6 | 発車してしばらく、新前橋を過ぎたところで、車内イベントが 始まった。 この日はさ○なクンに似た(!?)車掌さんとのジャンケン大会。 勝つと限定のステッカーやプレートなどが貰えたが、 ぼくは全部の回1回戦で撃沈。 |
遠く榛名山を臨む。 ちょっと雲が懸かっているので、今後の旅の予定を考えると 少し心配だ。 |
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8 | 途中、渋川に停車。 ここでは30分停車とあって、機関車と記念撮影したり、 ちびっ子用の機関士さんの制服を着ての撮影大会も あり、大いににぎわった。 |
停車の間、静岡でも見られなくなった、115系「湘南電車」がその横を すり抜けてゆく。 |
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10 | 渋川を出ると、いよいよ利根川を渡ります。 終点水上まで、この利根川に沿ってSLは走行します。 |
後閑駅を過ぎ、終点水上はもうすぐです。 目の前に見える橋。 車掌さんの話ではここでバンジージャンプも行われているそうだ。 |
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12 | 12時4分。終点水上到着 SLはこのあとすぐ切り離されて、駅の端へ行ってしまう。 |
駅の端には、機関車の向きを変える転車台と、給水設備がある。 これらの施設がSLが無くなっても残っていたからこそ、今の時代に SLが走れるのではないだろうか |
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14 | 給水中のD51 498。 炭水車の上にいる人は、積んでいる石炭をならしている。 今夏のD51は番号プレート「D51498」の色が時期によって 変わること。このときは青のプレートでした。 本当は黒が一番かっこよいと思うけれどなぁ。 |
そういえば、昼ご飯がまだだった。 駅前に「おっきりこみうどん」と幟のある店を見つけ、何だろうと思い中に入る。 |
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16 | これが「おっきりこみうどん」。 「切り込みを入れたうどん」に「お」ををつけて「おっきりこみ」 というそうだ。なんか山梨の「ほうとう」にも似ている。 |
腹ごなしに駅前から温泉街へ散策。しかし暑い! 歴史記念館とあるこの建物、しかし中から聞こえる声から察するに 学校の体育館のような気もするのだが。 |
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18 | あんまり暑いので、汗だくだく。 しかしここは温泉街、水上。温泉入らないわけには行かないだろう、 ということで、目に付いたここ、「ふれあい交流館」 で足湯でも・・・と思ったが、やっぱり一風呂浴びてきました。 |
温泉入ってさっぱりしたところで、再び駅に戻る。 駅舎にて気になるものを発見。 ひもを引っ張ると「ボォォオオオオオオ!」と大音響が・・・! SLで使われた「汽笛」ですが、もしかしたら復刻したもの? かなり大きな音で辺りに響くので、引っ張る人間もその大きさに ビックリすること間違いなし。 |
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20 | ホームでは復路の「SLみなかみ」を待つ人が、SLの連結を 見守っています。 |
発車準備のととのった「SLみなかみ」。 復路のこの列車には乗らず、ここでSLを見送ります。 15時20分 定刻通りSLは発車していきました。 |
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22 | このあと、次のターゲットを追うために新潟へ。 まず水上から、この路線バスに乗車します。 |
16時5分 上毛高原駅に到着。 ここから上越新幹線に乗車。 写真は上毛高原駅に静態保存されているD51。 なぜここに保存されているのか、時間がなくて看板とか見るのを忘れた。 |
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24 | 越後湯沢から「MAXとき」で新潟へ。 この日は早めにチェックイン。翌日に備えます。 |