Railway & RailwayModel
  ・・・現在、こんなことに熱中しております。
筆者の所有するNゲージのコレクション、及びレイアウト製作記なんかを取り上げたていきたいと思ってます。

Special Episode. NHK「熱中時間〜忙中”趣味”あり〜」収録に参加したはなし(補足追加)


番組のDVDが出てました!→放送後の鉄道熱中人たちの模様も追加したDVDはこちらから


 (おことわり)掲載している文章・写真にクレーム等がついた場合は、予告なしに改変する場合もございます。

世の中というものは本当にわからない。

 話の発端は、'06年7月の鉄道模型ミーティング2006でのこと。NHKの番組制作の方が来場され、ぼくも参加している「T-TRAK Network(以下TTNET)」に、番組出演の依頼をしてきた。なんでも、ハイビジョンやBS2で、「熱中時間〜忙中”趣味”あり〜」という番組を放送しているそうで、毎週さまざまな趣味を持つ”熱中人”が登場し、その熱中ぶりを紹介する番組とのこと。ちなみにこのときのぼくは番組の存在をまったく知りませんでした。

 今回、鉄道の趣味人を中心とした「”鉄分補給”スペシャル」なるものを企画することになり、ゲスト出演する方(このときはまだ未定)の思い出として、たまでん(東急玉川線)をモチーフにしたレイアウトを作っているTTNETの路面モジュールを紹介したいとのことだった。

のちに、登場するゲストが、ミュージシャンの向谷 実氏と判明する。

 そしてそれから一ヶ月後・・・。
 ある日曜日、2○時間テレビだの、100キロマラソンだのと、世間が武○館に向けられていたこの日、渋谷にある放送センターで収録が行われた。いつもの運転会のように手馴れたセッティングの後、リハーサルに入る。

リハーサル中のスタジオの様子をこっそり撮影。
奥にオレンジ色の服を着ているのが、番組の司会を務める
中川緑アナウンサー
オープニングに薬丸所長をはじめ
研究員たちがが乗って登場した機関車。
番組キャラクター、「ねっちー」を機関室に乗せてみた
「この機関車どうなっているんだろう?」
「もしかしてここにあるコンプレッサーを調整して動かすんじゃない?」

などと、いろいろと見て回る野郎たち。
スタジオの裏には、過去に鉄道”熱中人”として登場した人たちのブースがある。
放送でも登場した、駅弁”熱中人”のブース。
聞けばこの方、三島在住とのこと(うちの近所じゃないか〜!)

 午後に入り、いよいよ本番。
まずNHS捜査官、石井正則氏(アリtoキリギリス)が車掌に扮し、熱中人、向谷氏を紹介する。
今回、向谷氏は”廃線跡”の熱中人として登場。VTRで彼が少年時代を過ごしたという、二子玉川園〜中耕地〜吉沢付近を散策されていた。つまり、玉川線のうち、二子玉川園〜砧を走っていた、砧線が思い出の地らしい。特に中耕地の停留所付近が、どうやら彼の思い出の地のようで、この情景をなんとか今に再現できないか、という話の流れになり、ここでTTNETの出番となる。スタジオの中心にジオラマが登場する。

今回のレイアウトの全景
休憩中や収録の合間にもスタッフや出演者やマネジャーさん
たちの注目の的になっていた。
そしてこれが、向谷氏思い出の地、中耕地電停の
モジュール。製作期間はわずか2週間!
作者は今回の企画の中心人物であるBlackJunk氏。

 そして、TTNETの出番は無事に終了。OKが出たその直後、所長の薬丸氏がいきなり「これ三茶だよね!」とやや興奮した様子で自分の路モジに注目しているのを見逃さなかった。それに呼応してゲストの向谷氏も、「このビル(カラオケボックス)、昔は銀行だったんだよね」とこちらもヒートアップしている様子。その瞬間、心の中で「やったぜ」と叫ぶ。

 収録の途中で20分ほど休憩が入る。後で知ったが、このときにもカメラを回していた。
駅のスタンプを集めている”熱中人”のブースでスタンプを見ていたら、そこへ司会を務める中川アナウンサーがあらわれた。一緒にいたTTNET北海氏と3人、スタンプの話でちょっと盛り上がる(この模様は数秒、オンエアされました)

 自分たちのモジュール群は、出番も終わったこともあり、スタジオ裏に引っ込んでいたのだが、ギャラリーの”鉄道熱中人”100人の注目の的になっているようで、休憩中にも走行を眺めたり、写真を1枚1枚撮ったり・・・。さらに収録中には、手の空いたスタッフも写真をパチリパチリ・・・。
彼らをうならせる程の物を製作したわれわれって、ひょっとしたら本当にスゴイのかな?なんて、一瞬、錯覚のようなものにおそわれる。

 しかし今回一番気になったのが、「鉄道には特に興味なし」とはいいながら、駅員さんの容姿、動作などにすごい惹かれ、駅員さんに熱中しているという詩人、松岡宮さんである。最初、収録中に後ろのほうに座っていて、誰かの付き添いか、マネージャーさんなのかなと思っていたが、スタジオにいきなり登場し、駅員に対する思いを存分に披露。実際の放送は5,6分くらいだったが、実際にはもっとしゃべっていたのではないか、と思う。彼女の収録の様子をスタジオの隅で見ていて、「これは鉄道の新しいジャンルだよね」などと仲間でひそひそ語った。
詳しくは→「松岡宮/私と駅員」をごらんあれ。

<最後に>
 本番の収録時間は6時間近く(リハから含めて当日は12時間近くはいたかな?)あったように思う。とにかく長かった。
 そして今回の収録をきっかけに、2年後、あの企画に参加することになる。

<OnAir List>
 2006.9.7(Thu) 23:00〜24:30 NHK BS-hi
 2006.9.8(Fri) 20:20〜21:50 NHK BS-2

 2006.11.3(Fri) 10:10〜11:40 NHK総合(デジタル・アナログ)

<もう一度追記>DVDが出てました!→放送後の鉄道熱中人たちの模様も追加したDVDはこちらから

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