「ShorTrip」とは「Short Trip」を短く言っただけの造語です。
ここではその名の通り「些細な旅」をテーマとしてお届けします。
特別編 おかえりなさい、一球さん〜都電6086号撮影会 2009年6月14日〜
毎年6月10日は「路面電車の日」だそうです。 この時期、ここ東京をはじめ、様々な鉄道イベントが 行われておりますが、今年は、昔荒川線を走っていた 「都電6086号車」の撮影会が去る14日に2時間限定で 行われました。 その模様をちょっと纏めましたのでご覧ください。 |
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開場は10時だというのに、会場となった荒川車庫では 気の早いファン達らが主役(6086号車)の登場を今か 今かと待っていた。 でも自分が来たときには、既にメインキャストは引き出され ていました(遠くに黄色い車体が見えてますね) |
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午前10時、開場。 最初の30分は車両に近づくことができました。 こんな感じに・・・いやスゴイ人気だわ、こりゃ。 |
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車庫内とはいえ、営業車も出入りするわけだから、ときどき 電車のために道をあけなければならない。 奥にちらりと見えるピンクの電車は最新鋭の8800型。 営業線から帰ってきた直後のようだ。 |
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この「6086号」。かつては南千住地区の「22系統」で 活躍していたが、都電の縮小に伴い現在の荒川線へ。 そして昭和53年の荒川線新装(全線ワンマン運転)に 伴い引退。その後都内の個人宅に保存されていた。 |
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それから、30年経った2008年、再び一球こと「都電6000型」は 荒川線の上に帰ってきた。 個人宅での保存にしてはひじょうに良い状態で、 ガラスに貼り付けられた広告やステッカーは当時の 姿そのままだった「お先へどうぞ、ありがとう」。 |
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この都電凱旋の功労者とされているのが、鉄道博物館の 学芸員であった岸 由一郎氏であった。 彼は昨年の岩手・宮城内陸地震にて被災され、不帰の客と なってしまったが、その功績はこうして形として残った。 この日はその岩手・宮城内陸地震からちょうど1年。 すなわち岸さんの命日でもあった。 |
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午後11時からは、6086号の隣に リバイバル塗装の「7022号」が並んだ。 並んでみると、同じ黄色でも6086号はどうしてもくすんで 見えてしまう。 でもこうしてみると、都電はやっぱり黄色が似合うなぁ。 |
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おまけ 都電の前に付けていた「系統板」の数々。 有名な「1系統」や1日4本しかなかった「2系統」、番号下 の広告にも懐かしさいっぱいだ。 |