〜中途半端な趣味人、KouChanの些細な旅〜
第8回 2005年8月某日 「長野電鉄長野線」
8月某日、長野へ旅行した。長野へ赴くのは実に2年ぶりだ(ShorTrip3参照) 前日から徹夜で仕事を終わらせ、仮眠したのち仕事場から東京駅へ直行。しかしお盆休みの初日とあって、駅は大混雑。座りたいがゆえ、乗れそうな新幹線が来るまで約1時間、待っていた。 |
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新幹線では仕事の疲れもあってずーっと寝ていました・・・。 長野に到着したときには、すでにお昼を回っていた。 おまけに激しい雨まで・・・。 しかたなく、雨宿りついでに、駅前のソバ屋で腹ごしらえをすることに。 |
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今回、長野に来た目的は、この長野電鉄に乗ること。 JR長野駅から少し歩き、階段を下りた地下にターミナルがある。 今回は、フリー乗車券(\2,260-)を購入。特急券(\100-)も買い、まずは終点湯田中まで直行。 |
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ここは京王線新宿駅ではありません。雰囲気は似ていますが、長野電鉄の長野駅です。 発車待ちのこの電車、どこかで見たことある方もいるでしょう。かつて営団地下鉄の日比谷線を走っていた車両です。東京では8両編成だった同車も、ここ長野では2両ないし3両編成です。 |
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待つこと20分、特急が到着。 ちょっと古めのこの特急に乗って、湯田中へ向かいます。 くしくもこの車両(2000形B編成)、今月28日をもって引退するとのこと。 |
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善光寺下を出ると、ようやく地上へ出ます。 郊外の住宅街の中を走ります。 |
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千曲川を渡る。 道路と一緒のトラス橋で川を渡る。一昔前の名鉄犬山線に似たような光景。 |
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信州中野を過ぎると、いよいよ温泉地へと入ります。 ここからは急勾配が続きます。 |
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終点、湯田中に到着。 ここには、ちょっと変わった特徴がありまして・・・。 よく見ると、電車がポイントに乗った状態で止まっています。しかもその分岐側が本線なのです。 |
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急勾配の坂の頂上にある駅で、ホームの先に踏切がある関係で、特急などの3両編成の電車はそのままでは止まれません。そこで、到着時はホームを飛び越え、踏切を少しまたぎます。 (ちなみにこの先は行き止まりです) |
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そして先のポイントが切り替わり、ようやくバックして駅に入るという次第です。 もちろん、出発時はこの逆で、バックした後、ポイント切り替えを確認してから出発します。 |
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湯田中駅の駅舎です。 なぜか2番線側にあります。 |
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では1番線側はどうかといえば、こちらには湯田中の旧駅舎があり、現在は国の登録有形文化財に指定され保存されています。中はちょっとした資料館(冬季オリンピック関連)になっていました。 | |
せっかくなので、町をひとまわりしてみました。 ここ湯田中(山ノ内町)は、俳人小林一茶ゆかりの地ということもあって、あちこちに一茶の句や記念館などもあります。 |
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小林一茶の記念館がありましたが、この日はあいにく閉館してました。 | |
町のはずれで見つけた、飲用可能な温泉。 立て札読むと、胃腸炎に効くとのこと。 少し胃腸が弱っている気がしたので、一口すすいで飲んでみた。 なぜか竹の味がした。 |
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町をぐるっと一回りしている途中、こんな立て看板を発見。 「一茶の散歩道」と書いてありますが、道幅も大変狭く、雨が降っていたので地面もぬかるんでいて、散歩道というより獣道のような感じでした・・・。 |
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散歩道をてくてく登って5分。 一茶堂という小さな庵と、小林一茶の銅像。 ふとここで一句 「痩せがえる負けるなKouChanこれにあり」 ・・・すいません、思いっきりパクりました(_ _; 平和観音は、時間の関係で今回はパスしました・・・。 |
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駅まで戻ってきました。 旧駅舎の隣は、「楓の湯」というちょっとした温泉があるのですが、今回はそこには入らず、その向かいにある、足湯できる施設に入ることにしました。 |
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で、早速入ってみる。 ちょっとだけ疲れがとれた感じ。 (お見苦しい写真かもしれませんが、ご了承下さい) |
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再び特急に乗り、長野方面へ。 信州中野に近づくとき、右から合流する謎の古ぼけた線路は、廃止された木島線のもの。 |
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須坂で途中下車。 ここから支線の屋代線が出発する。 須坂駅、長野方面のホームの先に、こんなモノを発見。 かつて使われた転轍機(ポイント)の操作機や、車輪が保存されている。目的は不明だが、ちょっとした鉄道資料館になっている。 |
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反対側に目を向けると、留置線に止まっていたのは・・・。 通勤形10形「OSカー」。随分前に引退した車両が、今もぽつんと止まっている。ちょっと手を入れれば、すぐにも動きそうな気がするが、何もなされず、寂れていく様子がかなしい。 |
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反対側には、車庫と工場がある。 工場の中を見ると・・・おやおや、どこかで見た電車が・・・!? あっ、あの元・田園都市線の東急8500系ではないですか! |
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ホーム向こうの留置線にも停車していた。 レールファン長電によると、9月デビューとのこと。試運転もしているらしいが、ぼくが訪れたときは動く気配全くなしでした。 |
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須坂から屋代までの屋代線を走る3500形。 同じ元日比谷線電車でも、クーラー付きとそうでないものがいるようだ。こちらはクーラー無しのタイプ。 |
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長野線の長野行きに乗る。 ややわかりにくいが、こちらにはクーラーが付いている。 |
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終点長野の手前、善光寺下で下車。地下に駅があります。 繰り返しますが、ここは東京でなく、長野県です。 |
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善光寺までは、800mの上り坂で、けっこうキツイ。 歩くこと10分、ようやく境内にたどり着く。 重要文化財の善光寺三門は、修理工事をしていました・・・。 |
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善光寺の本堂。 さっそくお参りをしてきました・・・。 何をお願いしたかはナイショ。 |
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ここからはおまけ 翌日、弟の車で諏訪湖へゆく。 適当に車を止めて湖を一望する。天気も良く、非常に気持ちよい。 小学生3年生頃、NHKで「たんけんぼくのまち」という社会科の教育番組があり、主人公「チョーさん」が八百屋かどこかの店に下宿していたけど、その時の舞台がたしかこの諏訪湖だったと思う。 |
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その途中、岡谷市のとある福祉施設の前ででこんなものを見つけた。 中央東線、上諏訪地区で活躍したD51だと、解説板には書いてあった。 |
to be continued・・・
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