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ShorTrip
「ShorTrip」とは「Short Trip」を短く言っただけの造語です。
「鉄道」「食」「ウォーキング」を絡めた「些細な旅」をテーマとしてお届けします。

 第18回 2015年11月 「銚子電鉄とキャベツメロンパン」

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今回はこの1日乗車券(弧廻手形:こまわりてがた)を買って乗り降りしました。
裏には沿線マップのほか、いくつかの割引クーポンもついてます

Chapter.1 銚子⇒外川⇒本銚子⇒笠上黒生

銚子を訪れたのは、じつに1年ぶり。
昨年12月に初来訪した時の目的は、引退間近の「1000型」を
見ることでした(写真はその時撮影したもの)。
JR銚子駅の改札を出ると、大漁旗が出迎えてくれます。
今回の目的「銚子電鉄(以下銚電)」に乗車する前に、ちょうど
お昼時だったので腹ごしらえしようと町を歩いていたら、
商店街の土産物屋のおばちゃんに
「魚食べたいならこの店がおすすめ」と教えられた。
ということで注文したのは、この「カサゴ煮定食」。

このとき、どこかの大学の野球部(とそのマネージャー達)が

十数人、団体で席をほとんど独占。隅っこのテーブルで黙々ともぐもぐ
腹が満たされたところで、さっそく行動開始。

まずは歩道橋を上って、外から銚電ホームを見たら・・・いました!
銚電に乗るには、JRの改札口から入って橋を渡り、
2,3番線ホームの先にある銚電ホーム(0番線、というらしい?)
から乗車する。
券売機も改札もない小ぢんまりした駅舎(?)
切符は車内で購入することになっている。
今回は、狙っていた車両が運用についている。よかった。

じつは銚子電鉄では昨年1月に脱線事故が発生。
その後1年以上かけて費用ねん出と修理の甲斐あって
今年5月に復旧。それを機に、昔の銚電カラーのピンク+
ベージュに塗りなおした。

費用については地元の商業高校に通う学生さんたちの尽力
あってこそであり、このことはTVでも取り上げられていた。
車内は観光客でにぎわっていたが、ひときわ人の目を引いたのが
、銚子商業高校の女生徒2名が乗り込んで、ワゴンを押して
何かを売っている。
赤い法被を着た、銚子商業の生徒さんたちが売ってたのが、
「キャベツメロンパン」。1個180円。終点に着く前に
売り切れるほどの人気ぶり
10 これがその、「キャベツメロンパン」

表面のメロン皮には銚子産のキャベツが入っているようで、
お子様にキャベツを食べさせたい人にも好適、といううたい文句の
ようだが、キャベツ感はほとんど感じなかった。
また、 キャベツの筋はクリームで表現。

帰りの特急列車の車中で頂いたが、メロンパンというだけあって

甘くておいしかったです。
ほとんどの乗客は終点の一つ手前、犬吠で下車。
終点の外川(とかわ)まで乗車した。

30年以上前に放送したドラマ「澪つくし」の舞台で、
どんな話かは忘れたが、女優沢口靖子さんの印象が忘れられない

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12 駅の先には、かつて活躍していた「デハ800型」が留置されて
いる。
折り返し乗車し、本銚子(もとちょうし)駅で下車

電車が行ってしまうと、人気もなく、少々さみしいところではある。
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14 駅の雰囲気や、唯一電車を上から見るポジション(歩道橋)も
あり、平たい土地(というイメージを勝手に持っている)の中で
この辺だけは高台、森の中にある駅。
30分ほど時間をつぶして、戻ってきた列車に再度乗車。
銚子へ戻らず、隣の笠上黒生(かさかみくろはえ)で降りる。

駅員もいる交換駅ではあるが、この時間帯は1本の列車が
シャトル運転しているので、交換はみられなかったが、
律儀にタブレットの交換は行っていた模様。
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16 列車も人もいない、ポツンとした時間、空間に取り残された感じ。

Chapter.2 笠上黒生⇒西海鹿島⇒犬吠

17 笠上黒生から、隣の「西海鹿島」までは、距離も短いので
歩いてみることにした。

空はうろこ雲、地面は一面のキャベツ畑。収穫はもうすぐか
15分ほどで、隣の西海鹿島(にしあしかじま)まで歩いた。

時折、地元住民らしい車が通過する以外は、非常に静かな場所。
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19 空にはうろこ雲、キャベツ畑の中をコトコトゆく銚電。
駅の待合室で20分ほど小休止。
そして折り返してくる列車で、再び外川方面へ
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21 1回目はスルーした犬吠駅で下車

関東の名駅100選に選ばれるだけはある。
銚電って、駅舎に可愛いのが多いんだよね。

有名な犬吠崎はここから歩いて15分くらいだが、今回はスルー。
いまや銚子の名物となった「ぬれ煎餅」

もちろんここ犬吠駅の売店で5枚&1日乗車券に
ぬれ煎餅1枚サービスのクーポンで計6枚購入。
濃口しょうゆ味は、塩分ちょい濃いめかな?
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Chapter.3 犬吠⇒仲ノ町(車庫見学含む)

23 外川から戻ってくる列車で、犬吠から仲ノ町まで乗車。

この時間(15:30)になると、11月だからか、少し肌寒く感じる。
仲ノ町には車庫&工場があり、入場券(\150)を購入することで、
見学することが可能
後ろの大きなタンクは、ヤ〇サのしょうゆ工場のもの。
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25 銚電のマスコット(!?)デキ3

1922年製で車齢90年以上!しかも現役のポール集電!

走る姿はめったに見られないが・・・。
サイドから見ると、この機関車がいかに小さいかがよくわかる。

後ろに連結されているのは、引退した「1000形」の、
営団丸ノ内線バージョン。
引退したが、工場内入れ替え用に今も使われているらしい
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27 夕方からの出番を待っている、銚電2000形

元は京王2010形で、1984年まで京王線で活躍後、伊予鉄道に譲渡。
そこでの活躍も終えた2010年に、ここ銚子にやってきた。

今回乗車したのも同じ2000形であるが、こちらは京王時代の
ライトグリーンをまとっている。
ドア全開で整備中のこちらは、元営団2000形の「1000形」
元の銀座線カラーを纏っている。

こちらも、来年の新車デビュー(↓)を機に引退が予定されている 
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 29  そして、デキの左隣におかれているのが、現在整備中の車両で、
元京王5000形⇒元伊予鉄700形の2両
 そういえば、こんな広告を車内で見かけたが、

上は京王5000系、左下が伊予鉄700形のデザインで、
右下は見たことがない。
きっと銚子ではこのなカラーリングで登場するんだろうな、
と勝手に考えてみる。
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 31  その後、銚子駅までは歩いて向かう。

帰りは特急「しおさい」でゆったり東京まで戻ることに
 発車する10分前に、銚電が戻ってきた。

夕暮れ迫り、デジカメの露出調整も難しい中、最後の1枚を
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<参考URL>
 銚子電気鉄道 http://www.choshi-dentetsu.jp/
 千葉県立銚子商業高校 http://www.chosho.ed.jp/
 

to be continued・・・

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