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ShorTrip
「ShorTrip」とは「Short Trip」を短く言っただけの造語です。
ここではその名の通り「些細な旅」をテーマとしてお届けします。

 第12回 「富山・立山&高岡ひとり旅(第2日目・立山・黒部に日本の底力を見た!?)」

今回の富山ツアー、そのメインイベントともいうべき、立山アルペンルート〜黒部ダムまで往復してきましたので
ご紹介しましょう。

時刻はまだ朝7:00を過ぎたところ。朝のラッシュが始まろうとしているこの時間、富山地方電鉄 電鉄富山駅にぼくは立っていた。

これから、立山連峰を通り抜け、まだ行ったことのない黒部ダム方面へ向かう。
手前が立山行き普通列車。車両は、カラーリングこそ違えど、かつての京阪の名車「テレビカー」。といってもいまはTVはついていませんが・・・。

立山までは約1時間の道のりです。
いよいよ立山に入る、というところで1枚。
常願寺川、という川を渡るところ。

下に写った影から、鉄橋の高さを想像してください。
立山駅に到着。
ここから、「立山・黒部アルペンルート」に入ります。

しかしさすがにシーズンということもあり、マイカーで来た家族や宿泊客らがここからどっと増えます。
まずケーブルカーに乗車します。
ですが、整理券が必要なのを知らず、そのまんま入ろうとして断られ、さらに整理券購入でまた時間を食ったため、予定より遅れて乗ることに。

やっと改札を抜けて1枚。しかし凄い人、ひと、ヒト・・・。
約10分で、頂上の美女平駅に到着。

ここからは、高原バスで一気に23キロ先の室堂へ。

結構このバスは臨時便を多く出していたので、そんなに待たなかった。(普段は40分に1本しかないそうなので)
途中、名所と呼ばれるところには何度も停車し、案内をしてくれた。
滝見台という場所で一時停車。ここからはるか先に見える滝が、称名滝というそうだ。
しかしこの日はホント天気がよく、空気も澄んでいた。

車窓から、富山の方向を見る。

目の高さと同じ、いやそれよりも下に雲が見える。なんともいえない優越感!?
50分ゆっくり走って、室堂に到着。
しかしアルペンルートはまだまだ道半ば。今度は立山連峰をトンネルで貫通するトロリーバスに乗ります。
これがトロリーバス(ノンフラッシュのためかなりピンボケご容赦、しかも到着後に撮影)。3〜4台連なって走る。

以前はディーゼルバスが走っていたそうだが、環境保護の観点から、排気ガスを出さない、電気で走るトロリーバスになったそうな。頭上の2本の架線で電気を採り入れて走るしくみ。
大観峰という駅に到着。
展望台から、目指す黒部ダムの方向を見る。

真ん中に見えるのが、目的地である黒部湖。そして、アルペンルートはここから小さく見えるロープウェイで下って行きます。
大観峰の気温は19℃!(ちなみにこの日富山の最高気温は35℃だったそう)

半そでのカップルやお父さんたちには結構つらかったご様子・・・!
そしていよいよ大詰め。全線地下の黒部ケーブルカーで、さらにダムへ向かって下って行きます。
駅に到着。
薄暗く、ひんやりとした空気の流れるトンネルを抜けるとそこは・・・!
ついに到着!
青い空に蒼い湖。

天気もよく、遠く北アルプスを望むこともでき、ホント来てよかった〜!
ダムの中心部から、ダムからの放水を眺める。
この時期は、観光用ということで、霧状の放水をしているとのこと。
新展望台からは、放水の様子を間近で見ることができ、記念撮影もできるようだ。

横から見ると、こんな感じ。霧状だとはいえ、結構多く感じる。
展望台までのぼり、ダム全体を俯瞰する。

点にしか見えない人と比較しても、この建築物の大きさをうかがい知ることができよう。
ちょっと休憩。
立山連峰からの湧き水。何箇所か見つけた。

飲んでもよし、ペットボトルに入れるもよし。
ここで昼食。

展望台から下に降り、レストハウス(2階)の名物「黒部ダムカレー」(\1,000-)を食す。

黒部湖をイメージしたグリーンカレー(!)、ダムをイメージしたライスがなかなか。味もなかなか。
この3階には、黒部ダムに関する資料館になっている。
黒部ダム建設の物語のフィルム上映や、大型パネルや模型の展示がある。
食後、まだ行っていないところを散歩してみる。

これは「くろよん慰霊碑」。黒部ダム建設は、「プロジェクトX」や映画「黒部の太陽」で取り上げられるように、非常に難工事だったそうで、7年間の工事で171人もの殉職者が出た。

ぼくも隣にあった祭壇で手を合わせてきました・・・。
湖の反対側から、ダムの方向に1枚。

この近くに黒部湖の遊覧船のりばがあるのだが、きょうは団体客が多かったらしく、乗れそうもない様子・・・。
一通り見たので、引き返す。
ケーブルカーを待つ間、饒舌な駅員さんが、アルペンルートの説明をされていた。
長野方面からの団体客としばらくいっしょなので、ロープウェーも混雑。

ふたたびロープウェー〜トロリーバスで、室堂まで戻る。

写真の背後に見える立山連峰(雄山)。所々白く見えるのは万年雪。
室堂までリターン。

絵葉書にしてもいいくらいの、すんばらしい景色!

・・・自画自賛です。あくまでも。
室堂で散策。
火山の火口が陥没してできた湖「みくりが池」。

恐ろしいほどの水の青さだ。
ここでしかみられない、高山植物もたくさん目にしました。

これ、チングルマ だったっけ?珍しい名前なので普段植物に興味がないぼくでも覚えている・・・!
みくりが池が一番よく見える地点に到着。

ここも絵葉書にしてもいいくらいの、すんばらしい景色!

・・・これも自画自賛です。
ここからさらに下ると、硫黄のにおいの立ち込める地獄谷。
このことから、立山は今も生きている火山なのだと改めて思い知らされる。
で、また舞い戻る。

とはいえ、結構歩いて疲れたので、喫茶店で小休止。

チーズケーキと立山の湧水で淹れたコーヒー、これがまたウマイんだな。
富山、立山といえば、天然記念物「雷鳥」が有名。
その姿をついに捉えた!

・・・なーんてね。お分かりかもしれませんが、これは剥製です。
実際の雷鳥は、天敵も多く、朝か夕方、雷鳴の轟くころに活動するんだそうな。

今回は、目にすることすらできず。
ここからまた高原バスで美女平まで下っていく。

行きは気持ちよかったのに、帰りは強い日差しや疲れのせいでくらくら・・・。気分を悪くしたお子様もおりましたそうな。

・・・で、何とか到着。立山方向から1枚。
ずいぶん日も傾いている。
ケーブルカーはまたしても整理券制だったので、順番が来るまで待機。待ってる間、下から登ってくるケーブルカーを見ていた。

よく見ると、下に貨車を引っ張っている。かつて黒部ダムの建設工事の際、このケーブルカーを使って資材を運搬していたときの名残で、現在も冬のシーズンにはスキー道具などを積んで登ることもあるそうだ。
16:30 立山に到着。
いや〜、疲れた疲れた。

このあと、電鉄富山の駅までほとんど寝てました・・・!

2日目はこれにて終了!


第3日目につづく。

<LINK>
立山・黒部アルペンルート オフィシャルガイド:http://www.alpen-route.com/

to be continued・・・

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