「ShorTrip」とは「Short Trip」を短く言っただけの造語です。
ここではその名の通り「些細な旅」をテーマとしてお届けします。
第10回 2006年2月某日 「なんとなく”いずっぱこ”」〜伊豆箱根鉄道 駿豆線〜
2月のある日のこと、JRの三島駅までやってきた。 ここでふと、普段は滅多に乗らない伊豆箱根の駿豆線に乗って、いっちょ修善寺まで行ってみようかなと思い・・・。 |
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足は自然とホームへ・・・。 今更解説も何なのですが、伊豆箱根鉄道・駿豆線は静岡県の三島〜修善寺間を約32分で結ぶローカル私鉄。電車はすべて3両編成であるが、普通電車に混じって東京から特急「踊り子」も乗り入れてくる。 |
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まずは隣の「三島広小路」駅で下車。車両は新型「7000型」 | |
三島広小路駅の駅前広場(?)に出たところ。 左のタクシー乗り場のあたりから右方向に、かつては沼津方面へ軌道線が延びていた。 最近、大型マンションが建った・・・。 |
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ちょっと歩いたところにある、「時の鐘」 その名の通り、かつてはこの鐘は時報として使われていたそうだ。 三島広小路駅からちょっと歩いたところにある、鰻屋さんの裏にある。 最近、大型マンションが建った・・・。 |
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三島広小路の商店街で見つけた行灯。 この言葉に少し慰められる・・・。 |
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で、三島田町に到着。 三島大社へはここで降りた方が近い。 |
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ここからは一気に修善寺まで行ってしまいます。 | |
車窓からの撮影。 この来光川を渡ると、家が急激に少なくなり、遠くの山も眼前まで近づき、一気にローカルムードに・・・。 |
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大仁を過ぎてから、前にかぶりつき撮影。 |
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で、あっという間に修善寺に到着。 奥のホームには東京行きの「踊り子」の姿も・・・。 |
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駅を出ると、さまざまな温泉地へ向かうバスやタクシーが多数待機している。 | |
商店街を、温泉地方面へ少し歩いてみる。 | |
橋から狩野川を望む。 | |
橋を渡ったところ、横瀬交差点にある「愛童将軍地蔵」。 隣の看板には、伊豆に旗揚げをし、鎌倉幕府を開いた源氏が、北条時政の計略により僅か三代で滅んでしまった悲哀をつづっていた。 |
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再び駅に戻って、復路。 一駅目「牧之郷」で特急「踊り子」と交換。 |
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次の「おゝひと」で下車。 この駅名表示、なかなかセンスがヨイ。 もちろん、修善寺の次に有名な大仁温泉へはここが最寄り駅です。 |
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修善寺にくらべると、温泉行きのバスやタクシーがあまりにも少ない・・・。が、駅前広場に足湯もできるちょっとした温泉が引かれている。触るとちょっと熱い。 ちなみに、駅舎の後の建物は東○テックの工場。 |
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駅のはずれでこんなモノを見つけた。 受話器を取って右にあるハンドルを回すと、センターにつながってタクシーをよぶシステムのようだ。これこそハイテクとローテクのコラボレーション(違うって!!) |
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みたび乗車。 「ただいま左側に、雲にかかっていますが富士山が見えてまいりました〜。」という車掌のアナウンス。ガラスが反射してわかりにくいですが、真ん中に富士山を捉える。 次は韮山。「イチゴ狩りを楽しむ方はこちらでお降り下さい〜」いかにも観光鉄道らしい、粋なアナウンスだ。 |
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駿豆線は全線単線なので、駅に止まるたび列車の交換をする。 次は大場で下車する。 |
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ここにはちょっと歩くと伊豆箱根鉄道の本社と、車庫・工場がある。 写真は引き込み線に止まっていた貨車。 |
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車庫の裏へ回ってみる。 休んでいる電車や観光バスに混じって、見たことのない車両が・・・! |
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どうも倉庫として使っているらしい? この車両の素性をご存じの方、だれか教えて下さい。 |
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車庫をぐるっと回って、大場駅に戻ってくると・・・。 ホーム上はたくさんの人だかりが・・・。 線路脇の柵の外から、この様子を見た限りでは、ホームに止まっている電車が故障で運転中止してしまった様子・・・。 |
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しばらく待っていると、先程通った車庫から、何かが出てきた。 | |
救援用の電気機関車が、非常にゆっくりとホームに近づいてきた! | |
故障車に近づき、連結しようとするところ。 乗客の中には、物珍しさからデジカメや写メールでこの様子を撮影する人もいた。 |
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振替輸送の為の予備列車が、普段使わない3番線に入ってきた。 乗客を乗せると、すぐに出発していった。この時点で25分以上遅れている。 |
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今度はホーム上から。 発車間際だったのであわてて前に駆けだして1枚パチリ。 |
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電気機関車は非常にゆっくりとした速度で、故障車を引っ張って車庫へと向かった・・・。よく見たらこの故障車、最初に乗った車両ではないか? ・・・故障のアクシデントに見舞われた乗客のみなさんには非常に申し訳ないですが、ぼくにとっては昼間に電気機関車が見られたのはラッキーでした。 というわけで今回はこれにて! |
参考文献 「シリーズ:首都圏の私鉄風景7 伊豆箱根鉄道駿豆線」(「鉄道ファン」2006年3月号より)
to be continued・・・
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